『エミリー、パリへ行く』フランス人は週末に働くのは違法、って本当?

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Photo by Netflix

Netflixドラマ『エミリー、パリへ行く』の中で、アメリカ人とフランス人の働き方の違いが描かれていてとても面白いです。

ドラマを観ていても、ONOFFをしっかり分けていて、人生を楽しんでる感じがします。

なかでも印象的なのは、「週末に働くのは法律違反なんだ。」というセリフ。

国によって仕事に対する考えが違うのは知っていたものの、ドラマで観ると違いが見えて面白いですね。

フランス人の働き方や、仕事に対する考え方はどのようなものなのでしょうか。

ドラマ内でのアメリカ人とフランス人の対比

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エミリーがパリのオフィスに初めて出社し、自己紹介をするシーン。

仕事に対する想いを語っている最中、同僚のリュックに「なんで叫んでいるの?」と突っ込まれます。

エミリーの仕事に対する熱意についていけない様子でした。

後日、リュックにアメリカ人の働きについて、

You live to work, we work to live.(君たちは働くために生きている。僕たちは生きるために働く)

と言われてしまいます。

仕事のためにパリに来たエミリーとは、仕事に対する考えの違いが明白ですね。

君のせいで仕事がきつくなりそうで怖い!なんて発言もあり、

仕事はあくまでも生活のため。という強い印象を受けました。

「つながらない権利」勤務時間外の連絡は拒否できる

「つながらない権利」とは、2017年に初めてフランスで法制化された権利です。

労働者が勤務時間外に、仕事のメールや電話の対応を拒否できる権利の事を言います。

リュックたちが言っていた「法律違反なんだ!」というのはこのことですね。

日本人ならこの権利があっても、ちゃんと主張できる人は少なそう。

プライベートが大切

ドラマを見ていても分かるように、何よりプライベートを大切にするフランス。

勤務時間より早めに出勤することもなく、遠出したついでに仕事用のSNSをすることもありません。

ONとOFFはきっちりと分けて、バカンスを満喫中に仕事の話はせず、全力で楽しんでいる姿はとても素敵。

フランスは有給休暇が年間30日あり、ほとんどの企業が夏休みをしっかりと取ります。

仕事以外の幸せ

一人時間を充実させたり、家族や友人とOFFを楽しむ。

仕事で成功するとに費やす人生ではなく、仕事は人生の一側面でしかない。

そんなフランス流も素敵だと感じました。